キャンピングトレーラーは自走式とは違い単体では動くことができないので、牽引車が必要です。
そのため乗るまでに事前に様々な準備が必要となります。
ヒッチメンバー
何はともあれ。まずは、キャンピングトレーラーを牽引車に取り付け出来る様に、連結器とウインカーなどの配線カプラーを取り付ける必要があります。
「キャンピングトレーラー購入まで」でも書きました「ヨーロッパ系」と「アメリカ系」で、大きく、2パターンあり以下のようになります。
ヨーロッパ系
ヒッチボール径 50mm
コネクター ヨーロッパ13ピン
アメリカ系
ヒッチボール径 2インチ(50.8mm)
コネクター アメリカタイプ7ピン(JIS7極)
ボール径に若干の違いがあり、そして、コネクターは完全に違いますので、引きたいトレーラーに合わせたヒッチメンバーの取り付けをしましょう。
ボールは、スワンネックタイプとボールマウントタイプありますが、これは好みとなるかとは思いますが、スワンネックタイプは50mmしか無いように思います。(スワンネックの2インチを知っている方は是非教えてください。)
あと、友人にボールマウントタイプにし、ボールを50mmと2インチを用意し、コネクターも13ピンと7ピン、牽引車に両方付いている方がいます。
これであれば何でも引くことが可能です。
ちなみに、キャンピングトレーラーの他に、ボート・ジェットスキー・スノーモービルなどを引く際は、大概はアメリカタイプの2インチ/7ピンとなってます。
ヒッチメンバーはどこで付けるのか!?
キャンピングトレーラーを購入したお店でもやってくれますし、車を購入したディーラーの他、車修理工場でも可能です。また、ご自身で取り付けする方もおられますが、加工なしのポン付けタイプが多いので気合一発!で出来るものが多いので、DIY好きな方はチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
加工なしといっても最近の車はバンパーをくり抜くなど多少の加工はあるかとは思いますが。私は、修理工場でもあるカスタムショップにお願いしたのですが、バンパーの見えない部分がくり抜かれています。こだわった一つでもあるので、後日紹介いたします。
ちなみに、私は、1台目の牽引車は友人の車修理工場で、2台目の牽引車は車を購入したディーラーでお願いしてます。軽自動車などであれば自分で!とも思いますが、最近の車はDIYでイジると警告が出るたびにディーラー行く事になるので重い腰が上がりません。
また、ヨーロッパ系の輸入車の場合、元々キャンピングトレーラー文化があるのか、車自体が牽引出来る様に最初から出来ている様に思います。純正でヒッチメンバーが存在してたり、トーイングモードというトレーラーを引くモードが車のコンピュータに存在している事も多いです。
ただ、日本ディーラーで販売しているものは隠されているのか、ディーラーでも知らない所が多いです。
私自身、牽引車の歴代2台ともトーイングモードが動く状態にしてます。特に何もすることはなく13ピンのコネクターを接続するだけで勝手にトーイングモードになり、コーナーセンサー等がトレーラーに反応しない設定に切り替わったり、トラクションが変わったり、はっきりとはわかりませんが、横滑りもモードが変わっている様に思います。一度スネーキング現象を起こした際、終わった!と、思った瞬間に何事もなかったかの様に収まりました。こちらに関しては、後日書いていきます。
忘れてはいけない「950登録」
ヒッチメンバーの取り付けをしたら、牽引車が引くことの出来る能力を牽引車側の車検証に記載する必要があります。
陸運局に必要書類を提出して終わるのですが、相談窓口で聞いてご自身でする事も可能ですが、取り付けしたお店でもやってくれると思いますので相談されてみてください。
ちょっとわかりずらいのが諸元表から計算して、というものがあるのですが、自信のない方はお店の方にお願いするのが無難でしょう。
希望番号予約
希望ナンバーを希望される場合は、納車時でも納車後でも可能です。
以前も書きましたが、現在乗っているキャンピングトレーラーのナンバーは、納車が連休と重なり連休中にどうしても乗りたくて、時間が短く取得出来る一般ナンバーで取得した後に、希望ナンバーへ変更してます。
1台目のナンバーは、友人から購入した際のまま
2台目は、納車時から希望ナンバー
現在の3台目は、一般ナンバーで納車された後に希望ナンバーへ変更
ナンバー変更は特に理由などは必要ありません。変えたい!時に手続きしたら変更可能です。
手続きはとても簡単です。
運輸支局に行き申請用紙に必要事項を記入し提出後、後日古いナンバーと交換することになります。ただし、人気のナンバーに関しては、抽選となりますので、申請用紙提出時教えてもらえますので、抽選を待つのか、他のナンバーにするのか決めることとなります。
ETCセットアップも忘れずに!
ETCセットアップも忘れずに行いましょう!
高速道路に乗る際、再セットアップが完了してない場合、高速に入る時はゲートが開きますが、出る時にゲートが開きません。一般レーンでETCカードを提出しても通る事が出来ますが、一度セットアップをしてしまえば、出る際に牽引しているのかを判断し自動で計算してくれます。
任意保険をどうするか!
ナンバーが付いてる車両になるので普通に加入出来ますが、もう一台分かかりますので、判断が分かれる所。
トレーラー自体に任意保険の加入が無くとも牽引している状態で万が一があったとしても牽引車側の保険適用とはなりますが、トレーラーの車両保険がありませんので大きな出費となります。
かといって、まともに入ると大きな出費。
私自身、キャンピングトレーラーには車両保険にだけ入っています。
450万円の車両保険に加入し年間41,980円で、冬季間使わなくなったら車両金額を下げて保険料を下げています。
ただし、この保険だと、もし傾斜地などで牽引車から切り離しし、サイドブレーキ引き忘れなどでトレーラーが動き出して、物を壊したり、人に怪我を与えてしまった場合は対象外となります。
ですので、私は、他の損害賠償保険にも加入しております。
牽引免許
750キロ以上のキャンピングトレーラーには牽引免許が必要です。
これはよく言われる事なのでご存知の方も多いかとは思おますが、ここで重要なのが、トレーラーの車検証に記載されている重量ではない事に注意が必要です。
例えば、トレーラーの重量が700キロとした場合、水を50リットル、そして、数キロのキャンプ用品を積むと牽引免許が必要です。
トレーラーを購入の際に考える必要があるかとは思いますが、これを機にキャンピングトレーラーの大きさに関係なく牽引免許を取ってみるというのはいかがでしょうか?
実際、私自身、使いもしない牽引免許をキャンピングトレーラーを買う前に偶然取得してました。そんな事もあり、なんとかなる!と、衝動買いした要因でもあるのですが。
教習所乗りでの取得ですので、使い物になるのか?と、なれば、私の場合、目的もなく取得してますので、全く使い物にならなかったのは事実ではありますが、最初からキャンピングトレーラーを引く!という目的で教習所に通えばそれなりの自信になると思います。
ちなみに、牽引免許の取得は
・技能教習12時間
・学科教習なし
・技能試験のみ
・料金十数万円程度
で取得できます。
ここで一番難しいのが、私の場合、運転ではなく深視力検査だったりしました。
未だに免許更新時に苦労します。
これで引くことが出来るけど。。。
キャンピングトレーラーを楽しむためには、まだやることがあります。そう!家とは別に、もう一軒分の家財が必要です。
家で使っているものを毎回積むって事も出来るのかもしれませんが、準備が大変です。
家をそのまま引いている様な物なので、別荘を買ったと思い、思い切ってキャンピングトレーラー用に、布団から調理器具からトイレ用品から。。。もう一揃え用意しましょう!
この準備がまた楽しかったりします。
購入当初、何度ニトリに通った事か。
まとめ
購入から乗るまでにやる事が多いですが、この時間が楽しかったりします。
沢山の妄想を膨らませ、あんな事、こんな事、思いっきり自由に楽しい時間です!
実際、私の場合、この時が一番無駄遣いの多い時間。使うのか?って物まで用意してしまいます。
自分の反省としては、納車されてから用意する。納車前は、妄想のみで楽しむ!そうしなければ、使いもしない用品で溢れかえることとなります。
そして、この期間に牽引免許も取得してしまうというのはいかがでしょうか?間違いなく牽引する自信に繋がるかと思います。
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